今ではさまざまな種類があり、多くの方が飲むようになったコーヒーですが、「珈琲」という漢字は、蘭学者・宇田川榕菴が考えたものと言われております。

宇田川榕菴は大垣藩医・江沢養樹の長男として生まれ、のちに父の師匠である藩医宇田川玄真に、才を見出され養子となったそうです。
「珈琲」だけではなく、日本に概念が無かった植物学や化学の書物を翻訳する際に、現在でも使われている「酸素」「金属」「温度」等、様々な学術用語を新しく造語し生み出してきた人物でもあります。

また、「珈琲」にこの２つの漢字を選んだ理由があります。
「珈」は花かんざし、「琲」はかんざしの飾り玉をつなぐ紐を意味しており、枝に連なった赤いコーヒーの実を当時の髪飾りに見立てて表現したと言われております。

金蝶園では、大垣名物「水まんじゅう」のコーヒー味を期間限定で販売致しております。
葛とわらび粉を混ぜた生地にコーヒーを合わせ、中にはあっさりとした甘さのこし餡が包まれております。
そのままでも美味しく頂けますが、コーヒーフレッシュ、又はミルクをかけるとコーヒー特有の苦みがまろやかになりますので、お好みに合わせてお召し上がりください。

コーヒーの他にも、こし餡、抹茶餡、５月限定のいちご餡を御用意しております。
お近くにお立ち寄りの際は、是非ご来店下さいませ。