山県市美山の「美山ベースキャンプ」にて、美山杉と水栓バルブを使った
テーブルの製作を進めています。

前回作った図面で見積もりをしてもらったところ、
結構な金額のテーブルとなってしまいました。しかも脚だけの金額で・・・。
というのも特注加工の部品が多くて、規格の部品だけでは組み立てられないことが
よく分かりました。反省という言うより、改善した案がこちら。

配管ニップルだけで自立する脚に変更して、特殊な加工が必要な部分を最小限に。
天板は裏に反り止めを入れるので、４本の脚同士をつながなくても安定しそうです。
これも天板と脚を固定する「ユニット取り出し金具」のおかげかと。

図面に表現した考えが、実際の物と一致する時ほど嬉しいことはありません。
あとは金額を抑えることができれば量産できるのではないかと、希望が見えてきます。

しかしながら今回のプロジェクトの趣旨としては、山県市の補助を受けての事業である故に、
山県の企業の方に作ってもらい、山県にワーケーションで来てくれる人に使ってもらえるなら、
必ずしも安く作れることだけがいいことではないと思います。

山県でこんなに良い物が作れる、ということを知ってもらって、
一つか二つだけでも欲しい人が現れたら・・・、描き手冥利に尽きるというか、
まちづくりへの貢献に繋がっていくのではないかと思っています。